効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法 [単行本]
読んだ本
著者:勝間和代
タイトル:「効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法」
以下、感想。
感想
今回初めて、勝間さんの著作を読んだ。この本には、タイトル通り効率化のために勝間さんが実践されている内容を紹介しながら効率を上げるには何が重要かが書かれている。
一つめは、フレームワークだ。
英語を習得するために文法が必要なように、何をするにもまずフレームワークを会得する。プレゼンに、作文にと枚挙にいとまがない。
二つめは、読書。
知識を増やすのに読書ほど効率の良い方法はない。今は、ネットを探せばすべての情報は得られるかもしれない。しかし、さがす手間がいらないことや作者本人のフィルタリングを通して情報が厳選されているなどのメリットがある。小説も有益。物語を通じて主人公の人生を擬似体験できる。また、オーディオブックやフォトリーディングを利用して時間を有効活用する。
三つめは、数字を使ってのロジカルシンキング。
数字を使って内容に具体性を持たせる。
4つ目は、自分のことを知る。
脈拍の図れる時計やPCでデータの管理ができる体重計や歩数計などを利用して自分のことを知ることが効率を上げる道しるべになる。
5つ目、体力をつける。
毎日、体力づくりをする。また、規則正しい生活をし睡眠を必ず取る。
などなど。非常に合理的で楽にできることをうたっている本とは一線を画していた。身につくまで2年かかるともあった。実際この本の内容をすべて実践しようとすればそれくらいかかると思われる。筆者がこの段階に到達するのに何年かかったかはわからないが2年では足りないということはわかる。そんな筆者の苦労が凝縮した本だった。